昨年8月に購入したダッチオーブン。シーズニングを終えてさっそくキャンプで使ってみたところ、途中から鉄?オイル?の匂いが気になり一気に食欲が失せました。それ以降ダッチオーブンとは疎遠な関係に。
使用後のメンテナンスも適当に済ませて部屋の奥に仕舞っていたのですが、ふと目に入り、久しぶりに取り出してみる事に。案の定、錆が付いていました。

もっと奥に仕舞ってしまえという感情も湧きましたが、このままでは負のスパイラルが続いてしまうので、一念発起してシーズニングのリベンジをする事にしました。
ちなみに私のダッチオーブンは「PETROMAX(ペトロマックス) ft1」です。ロゴが格好良くて一目惚れでした。また、ソロスタイルが多い私にとって良いサイズ感。


シーズニングとは
そもそもシーズニングとは鋳鉄製のダッチオーブンを使える状態にするメンテナンス作業のことを指します。目的は大きく2つです。
- 購入時に付着している錆止め用のワックスを落とす
- 使用後の錆防止
恐らく私が前回のキャンプで感じたオイル臭というのはワックスのことでしょう。考えただけでお腹が痛くなります。
もう二度と味わいたく無いので、今回は時間をかけて丁寧に行いました。
参考サイト:https://www.captainstag.net/outdoor-life/topics/dutchoven_maintenance/
ちなみに、シーズニング不要のダッチオーブンもありますが、私はあえて手間を選ぶ余裕のある漢になりたいなと。
実践
まず、食器用洗剤でワックスやシリコンオイルを落とします。冷水ではなく40度ぐらいのお湯を使っています。ダッチオーブンでお湯を作ってそのまま使いました。


蓋も調理に使うので、一緒にシーズニングします。

洗い終わったら洗剤をしっかりと落とし、自然乾燥させます。そして乾いたら続いて食用油を塗ります。バターやマーガリンなどの塩分を含む油はNGです。
一般的にはオリーブオイルを使うことが多いみたいですが、私はえごま油を使いました。これまで雑に扱ったお詫び、というわけではなく中途半端に余っていたから。奮発した。


こっちも投資したんだから次こそは美味しく調理してくれよ、と念じます。(たぶんこういうところが良くない)
キッチンペーパーなどで薄く伸ばしたら煙が出るまで焼きます。そして煙が出なくなったら火を止めて冷まします。この工程を3〜4回繰り返します。


油を塗る工程が終わったら、臭い消しのために野菜くずを炒めます。香りの強いネギやニンニクが良いとのこと。畑で調達します。
収穫タイミングを逃したネギ。

成長できなかった玉ねぎ。


本来は捨てられる運命だった野菜たち。居場所を見出せてよかったです。

野菜がこんがりとなったら終了です。

シーズニング前より汚くなりました。
原因はネギだと思います。もうネギは使わない。
途中から玉ねぎオンリーにした蓋は綺麗なままでした。


気を取り直して焼きついた野菜くずを取り除いたら、最後に食用油を塗って完成です。


うむ、遠くから見るといい感じに仕上がっていますね。
今後の予定
今シーズンはこのダッチオーブンを使って色んな料理に挑戦したいと思います。
- ローストチキン(ザ王道)
- アクアパッツァ
- ブイヤベース
- ラフテー
- 石焼き芋
ブラックポットと呼ばれる状態を手に入れるまでの過程を見守ってくれると幸いです。
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