先日の登山中に色々なキノコを見かけました。
綺麗な形もあれば、明らかに危険なオーラを放つキノコも。この子達は一体何者なのか。
せっかくなので帰って調べてみました。
調査にあたり「くらべてわかるきのこ原寸大」という本を参考にしました。
解説がわかりやすくておすすめです。あと、ただ図鑑を眺めるだけでも面白いです。
世の中にはいろんなキノコがあるだなと勉強になります。
特に松ぼっくりから生えるキノコには衝撃を受けました。

今回調べたのは5種類です。
プロや経験者に指導を受けたわけではないので、間違った判断をしているかもしれません。
くれぐれもこのブログを見て「あ、このキノコは食べれるんだぁ」と思わないでください。
痛い目に遭います。
山登りにはこういう楽しみ方もあるんだ、という視点で楽しんでもらえたら幸いです。
No.1 チシオタケ

このピンボケした写真しか撮っていませんでした。
判断が難しいのですが図鑑によると、
- 夏〜秋
- 広葉樹の朽木に生える
- 傘を平らに開ききらない
という特徴と載っている見た目が似ていたので、チシオタケと判断しました。
ただ、他にも判断材料はあり、
- 傘の縁にフリンジがある
- 傷つくと暗赤色の液がにじむ
とのことです。持っている写真だけではそこまで見分けができませんでした。
ヒカゲシビレタケと悩みましたが、本州しか確認されていないようです。
撮影した場所は九州ですので、一旦除外しました。
No.2 不明

いかにも毒々しいこちらのキノコ、名前は分かりませんでした。
サルノコシカケやカワラタケの仲間だと思うのですが、判断できる材料はありませんでした。
一番近いと思ったのはコフキサルノコシカケです。
- 傘は半円形
- ココアのような胞子が表面に積もることがある
他にも類似種があるようですので、もしかしたらその中に含まれているかもしれません。
日本には約1万種のキノコがあると推定されているようです。
この図鑑には抜粋された約440種が載っているため、判断できないものも含まれています。
また、そもそも名前の無いキノコも多くあるようです。
今は調べたら何でも出てくる世の中ですが、キノコ界隈はまだまだ謎に包まれているみたいです。
神秘的ですね。
No.3 ムササビタケ

たまごぼうろみたいなこちらのキノコはムササビタケの幼菌ではないでしょうか。
以下の特徴がマッチしているような気がします。
- 夏〜初冬
- 広葉樹の朽ち木に生える
- 傘の縁に白色の被膜が垂れ下がる
- 傘は吸水すると色が濃くなる
さらに確証を得るために、次見かけた時に確認したい点は、
- 柄は細長いか
- 柄の内部は空洞であるか
です。キノコの判断は上部からの写真だけでは難しいですね。
似ているキノコでニガクリタケという毒キノコもあるようです。
また、その他の代表的は毒キノコは厚生労働省のサイトに載っていました。とても親切。
手触りなどもヒントになるみたいなので、次回はその辺も忘れないように観察したいと思います。
No.4 不明

これまでとは違い、朽ち木ではなく地面(枯葉の隙間)から生えていました。
名前は分かりませんでしたが特徴としては、
- 秋
- 単生
- 白い
- 丸い
- 小さい
- 枯葉から生える
- 近くには川が流れている
です。
もしや新種か!?と期待してしまいますが、めちゃめちゃ目立っていたのでそれはない。
キノコの判別は難しすぎるぞ。
No.5 ハタケシメジ

今回見た中で一番美味しそうなこちらのキノコはハタケシメジではないでしょうか。
もちろん食べないですよ。
- 秋
- 畑や道ばたに生える
- 人里に多い
- ひだは白い
- 傘に粉を吹いたような模様がある
- 傘の色は薄いものも濃いものもある
登山が終わり、駐車場に向かう道ばたで見つけました。ひだも白いです。

ただ、似ているキノコでクサウラベニタケという毒キノコがあるようです。
経験豊富な方でも間違えることがあるほど似ているらしい。
素人の私が識別するのは無理ゲーです。
まとめ
結局ハッキリと名前が分かったキノコはありませんでした。
- 往復6時間の登山で5種類のキノコを発見
- 感触、匂い、茎が空洞か、という情報も必要
- それでも素人には判断できないので師匠も必要
- 観察会に参加してみたい
それでも登山中にキノコを発見するとイベントみたいな感じで楽しかったです。
あくまでも名前を調べるだけにとどめますが、また山に行ったら探してみたいと思います。
コメントを残す