おばぁの畑では冬に向けて大根が育ち始めています。
10月上旬に蒔いた種もすくすくと育ち、今年も間引きのタイミングがやってきました。
成長の早い苗を残し、成長の遅い苗を抜いてしまう間引きという作業。切ない。
大根たちにとって、生き残りをかけたオーディションです。

摘んでしまうなら最初から蒔かなければ良いのに、と思ってしまいます。
でも、発芽の条件を整えるためなのか、多めに蒔いて間引くことがセオリーのようです。
前に育てたことのある人参も同じように間引きという作業がありました。
間引かれた人参は畑の隅に積み上げられて、土に還っていきました。
どうにか間引かれた野菜たちを救ってあげることはできないのか。
せめて味わってあげることができないのか。
おばぁに尋ねてみました。
すると「間引き大根は塩漬けにすると美味しいよ」との回答。
これだ。
大根葉の塩漬けを作ってみた
左が間引かれてしまった大根です。右も同じく間引かれてしまった小松菜さん。
絶対美味しく食べてあげるからな!

おばぁの作り方はこちら。塩を振って1日漬けるだけのシンプルなレシピ。
- 泥除けのために根っこの先端を切り落とす(上の写真の状態)
- 色が変わっている葉っぱは取り除く
- 水で洗う
- 大根の根についている泥は包丁で削ぎ落とす
- 塩を振って漬物容器で半日寝かせる
- 半日後に上下をひっくり返して更に半日寝かせる
- 輪切りの唐辛子を加えて1時間寝かせる
- 塩を落とすように簡単に洗って水を切れば完成
さすがに食べれないと思った葉っぱは取り除いていきます。(②)

水で洗って泥を落とします。(③)
特に根と葉の境目に泥が付いているので、包丁で削ぎ落としています。(④)

洗い終わったら水を切って塩を振ります。勢いが伝わってきます。(⑤)

塩→大根→塩→大根→塩→大根→塩という風にミルフィーユ状にしています。
分量は適当です。強いていうなら“2掴み”くらいでした。

半日経ったら汁を捨てて反転させます。(⑥)
更に半日経ったら輪切り唐辛子を混ぜて1時間寝かせます。(⑦)


最後に洗って水気を切れば完成です。(⑧)




大根葉の塩漬けを食べてみた
ミルフィーユ状に塩を振りかけているせいか結構塩が効いています。
なので、醤油は香りをつける程度にかけて頂きます。
いざ、実食!・・美味しい。とても美味しい。
白いご飯との組み合わせは優勝です。
個人的に好きな食べ方は、On the TKGです。こちらも優勝。

まとめ
洗って塩を振って寝かせるという簡単な作業で漬物にすることができました。
- 間引かれた大根を救うことができた
- てか普通に美味しかった
- 他の野菜たちの救い方も調べたい
ちなみに同じくらい間引かれがちな人参も、天ぷらやスパイスとしての食べ方があるようです。
今度チャレンジしてみよう。
皆さんも身近に間引かれた野菜があったらぜひ塩漬けを試してみてください。(卵かけご飯も一緒にね!)

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